リング星雲とは?
りんぐせいうん
リング星雲はこと座に位置する惑星状星雲で、望遠鏡で観察すると煙の輪のように見える美しい天体です。
リング星雲(Ring Nebula、M57)は、こと座に位置する惑星状星雲です。メシエカタログの57番(M57)、またはNGC 6720としても知られています。地球からの距離はおよそ2,300光年と推定されています。
惑星状星雲とは、太陽程度の質量をもつ恒星が寿命を迎えた際に、外層のガスを宇宙空間に放出してできる天体です。中心には白色矮星が残り、その強い紫外線が放出されたガスを電離・発光させます。リング星雲もこの過程で形成されたと考えられており、その中心には白色矮星が存在しています。
リング星雲の主な特徴は以下のとおりです。
- 望遠鏡で見るとドーナツ状またはリング状に見える独特の形状
- 外縁部は赤みがかった水素ガス、内側は青緑色の酸素・ヘリウムのガスで輝く
- 直径はおよそ1光年程度で、現在も膨張を続けている
- 小型望遠鏡でもその形状を確認できる、観測しやすい天体
リング星雲の輪のように見える形は、実際には円筒形か球形のガス殻を正面から見ていると考えられており、三次元的な構造の研究も進んでいます。天文写真では赤・緑・青の多色に輝く美しい姿が撮影されており、宇宙の神秘を示す代表的な天体写真の被写体としても広く知られています。
使い方・例文
「リング星雲は小型望遠鏡でも煙の輪のような形が見える惑星状星雲です」のように、アマチュア天文観測や宇宙の美しさを紹介する際に登場します。
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