ランゴバルド語とは?
らんごばるどご
ランゴバルド語とは、中世にイタリア半島を支配したゲルマン系民族・ランゴバルド人が話していた、現在は消滅したゲルマン語派の言語です。
ランゴバルド語(ロンバルド語とも呼ばれる)は、ゲルマン語派に属する言語で、6世紀から8世紀にかけてイタリア半島を支配したランゴバルド人(ロンゴバルド人)が使用していました。
ランゴバルド人はゲルマン系の民族で、568年に現在の北イタリアへ侵入し、ランゴバルド王国を建国しました。その後約200年にわたってイタリア北部および中部の一部を支配しましたが、774年にフランク王カール大帝(シャルルマーニュ)によって滅ぼされました。
ランゴバルド語の資料は非常に限られており、法典・人名・地名・用語集などに断片的に残存しています。完全な文書は現存しておらず、その文法体系や語彙の全容は解明されていません。言語学的にはゴート語やヴァンダル語と同じ東ゲルマン語群に分類するか、北西ゲルマン語群に属するかについて議論があります。
ランゴバルド人がラテン語を話す地域を支配したため、ランゴバルド語は比較的早い段階でラテン語やその後継たるイタリア語系の方言に吸収され、消滅しました。ただし「Lombardia(ロンバルディア)」という地名や一部の語彙にその痕跡が残っています。
使い方・例文
ランゴバルド語は現代イタリア語の「Lombardia(ロンバルディア)州」という地名にその名をとどめており、言語学では消滅したゲルマン語の研究対象として扱われています。
この用語をシェア
最終更新: