ラム・アグリコールとは?
らむ あぐりこーる
ラム・アグリコールとは、サトウキビの搾り汁を直接発酵・蒸留して作るラム酒の一種で、フランス語圏カリブ諸島に伝わる伝統的な製法です。
ラム・アグリコール(Rhum Agricole)は、砂糖製造の副産物であるモラセス(糖蜜)を原料とする一般的なラム酒とは異なり、サトウキビの搾り汁(ヴェール・ジュース)をそのまま発酵・蒸留して作るラム酒です。「アグリコール」はフランス語で「農業の」を意味し、農園で直接製造することを示しています。
この製法の発祥はフランス領カリブ諸島、特にマルティニーク島とされています。マルティニーク産のラム・アグリコールは2002年にフランスのAOC(原産地呼称統制)を取得しており、ブドウを使ったワインやコニャックと同様に、産地・製法・熟成に厳格な規定が設けられています。
モラセスを使うラムと比較した場合、ラム・アグリコールには次のような特徴があります。
- フレッシュなサトウキビの青草香や花のような香り
- 繊細でありながら複雑な風味
- 発酵が速く(通常24〜72時間)フレッシュ感が残りやすい
- ブランク(熟成なし)とヴュー(熟成あり)に分類される
カクテルのティ・パンチ(Ti' Punch)はマルティニークを代表する飲み方で、ラム・アグリコール本来の風味を最もシンプルに楽しめます。近年はクラフトスピリッツの文脈でも注目を集めています。
使い方・例文
「マルティニーク産のラム・アグリコールでティ・パンチを作った」のように、高級バーやラム愛好家の会話で登場します。スピリッツの産地や製法を語る際にも頻繁に使われる語です。
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