ラタトスクとは?
らたとすく
ラタトスクとは、北欧神話に登場するリスの精霊で、世界樹ユグドラシルを駆け回り、木の頂上の鷲と根元の龍の間で中傷や悪口を伝え回る存在です。
ラタトスク(Ratatoskr)は北欧神話に登場する特異な生き物で、宇宙の中心に聳え立つ世界樹ユグドラシルに住むリスです。その名は古ノルド語で「歯で掘るもの」あるいは「歯を細かくするもの」などと解釈されます。
ラタトスクの役割は、ユグドラシルの頂上に止まる知恵の鷲(名称は伝承により諸説あり)と、木の根元で世界樹を噛み続ける龍(蛇)ニーズホッグの間を往復して言葉を運ぶことです。ただしラタトスクが伝えるのは友好的なメッセージではなく、互いの悪口や中傷であり、これにより両者の対立を意図的に煽り続けているとされます。
北欧神話における主要な資料である『散文のエッダ』(スノッリのエッダ)のギュルヴァギンニングの章に記述があり、ラタトスクがいかにして両者の憎悪を維持しているかが語られています。ラタトスクは神でも英雄でもなく、主体的な悪意を持って混乱を生み出す道化的・悪意的な存在として位置づけられています。
現代ではゲームや漫画・小説といったファンタジー作品に引用されることが多く、北欧神話をモチーフにした創作物において情報を伝える役割や、トリックスターとして登場することがあります。
使い方・例文
北欧神話をテーマにしたゲームや小説において、世界樹ユグドラシルを舞台にした場面でラタトスクが情報伝達役や悪意ある使いとして登場することがあります。
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