ライム病とは?
らいむびょう
ライム病とは、ボレリアという細菌を持つマダニに刺されることで感染し、皮膚・神経・関節など多臓器に症状をもたらす感染症です。
ライム病は、スピロヘータの一種であるBorrelia burgdorferi(ボレリア・ブルグドルフェリ)などの細菌を媒介するシュルツェマダニやクロアシマダニなどに刺されることで感染する人獣共通感染症です。病名は1975年に集団発生が確認された米国コネチカット州のライム市に由来します。
病気の経過は段階的に進行します。
- 第1期(早期局所期):刺された部位を中心に輪状の赤い発疹「遊走性紅斑」が広がる(特徴的な所見)
- 第2期(早期播種期):細菌が血流に乗り、顔面神経麻痺・心臓ブロック・多発関節炎などが出現
- 第3期(後期播種期):慢性関節炎や神経症状が持続
北米・ヨーロッパ・アジアの温帯林地域に広く分布し、野外活動の多い季節に感染リスクが高まります。日本でも北海道を中心にシュルツェマダニが生息しており、国内感染例が報告されています。抗菌薬(ドキシサイクリンなど)で治療でき、早期発見・早期治療が重症化防止の鍵です。マダニが皮膚に付着してから細菌を伝播させるまでには一定の時間がかかるため、屋外活動後のマダニチェックが予防に有効です。
使い方・例文
山林でハイキングした後に皮膚に円形の赤い発疹が広がり始めた場合、ライム病の可能性を考えて皮膚科や感染症科に相談することが勧められます。
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