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スピロヘータとは?

すぴろへーた

スピロヘータとは、らせん状の細長い形態を持つ細菌の一群で、梅毒やライム病などの病原体を含みます。

スピロヘータ(Spirochaeta)とは、らせん状(スパイラル状)の形態を特徴とする細菌の一門(スピロヘータ門)に属する微生物の総称です。ギリシャ語で「らせん(speira)」と「毛(chaite)」を組み合わせた名称が示すとおり、細長くねじれたコルク栓抜き状の形を持ちます。

スピロヘータの最大の形態的特徴は、外膜の内側に「軸糸(ペリプラスム鞭毛)」と呼ばれる鞭毛構造を持ち、この軸糸の回転運動によってらせん状に旋回しながら移動することです。この運動様式により、ゲル状の粘稠な環境や組織の中でも効率よく移動できます。

スピロヘータ門には医学的に重要な属が複数含まれます。

  • トレポネーマ属:梅毒の病原体トレポネーマ・パリダムなど
  • ボレリア属:ライム病の病原体ボレリア・ブルグドルフェリ、回帰熱の病原体など
  • レプトスピラ属:レプトスピラ症(ワイル病)の病原体

これらは蚊やダニ、ネズミなどの媒介動物や動物の尿を介してヒトに感染し、全身性の感染症を引き起こします。普通の光学顕微鏡では観察しにくい細さが特徴で、暗視野顕微鏡や特殊染色が診断に用いられます。抗菌薬による治療が可能ですが、早期発見が重要です。

使い方・例文

「ライム病はスピロヘータの一種であるボレリア菌がマダニを介して感染する」というように、感染症の病原体を説明する医学・生物学の文脈でよく登場します。

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