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コルとは?

こる

コルとは、山岳地帯の稜線上にある鞍部(くらぶ)のことで、二つの峰の間に生じる低くなった地形を指す地理用語です。

コル(Col)とは、山の稜線上で隣接する二つの峰の間にある、くぼんだ低い部分を指す地形用語です。鞍部(あんぶ)とも呼ばれ、馬の鞍(くら)に似た形状からその名がついています。フランス語由来の「コル」という表現は、登山地理学の分野で国際的に広く使われています。

コルは氷河侵食風化・岩盤の差別侵食などによって形成されます。稜線の両側から侵食が進み、やがて山体が薄く削られて低地ができたものがコルです。高山帯では氷河の作用によって形成されたカール(圏谷)どうしが稜線を挟んで向かい合い、間の尾根が削られてコルになる例が多く見られます。

コルは登山における重要な地点でもあります。稜線を越えるには最も低い部分を通るのが合理的なため、古くから山越えの峠道として利用されてきました。アルプスや日本の高山ではコルに山小屋が建てられ、登山者の休憩・避難場所となっているケースもあります。また、コルは風の通り道になりやすく、気象が変わりやすい危険地帯でもあるため、行動計画に注意が必要です。

日本の登山地図では「鞍部」「乗越(のっこし)」「峠」といった表現と混在しますが、コルは特に高山の稜線上の急峻なくぼみを指すことが多く、より限定的なニュアンスで使われます。

使い方・例文

「北アルプスの縦走では〇〇コルを越えるルートを取った。稜線上の低い鞍部で風が強く、慎重に通過した」というように、登山ルートの説明や地形解説の場面で使われます。

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