モンゴル語族とは?
もんごるごぞく
モンゴル語族とは、モンゴル語を中心に中央アジア・東アジアに分布する言語グループで、アルタイ諸語との関連で語られることの多い語族です。
モンゴル語族は、モンゴル国・中国内蒙古・ロシアのブリャート共和国などに話者を持つ、中央アジアから東アジアにかけて分布する言語の集合体です。現存する言語数は十数言語とされ、総話者数はおよそ数百万人規模です。
最も広く使われるのはモンゴル語(ハルハ方言が標準語)で、モンゴル国の公用語として機能しています。また、中国内蒙古自治区でも公用語的な役割を持ちます。その他、ブリャート語(ロシア連邦ブリャート共和国)、カルムイク語(カルムイク共和国)なども代表的な言語です。
モンゴル語族の言語的特徴としては、以下が挙げられます。
- 膠着語的な形態論(接尾辞を連ねて意味を拡張)
- 母音調和(語内の母音が前舌・後舌に統一される傾向)
- 動詞が文末に来るSOV語順
- 独自の文字体系(伝統的モンゴル文字・キリル文字など)
歴史的には、13〜14世紀のモンゴル帝国の広大な版図とともに、モンゴル語が中央アジアから東ヨーロッパにわたる地域で影響力を持ちました。現代においても、モンゴル文字(縦書き)はユネスコの無形文化遺産的価値を持つ独自の書記体系として注目されています。
使い方・例文
「モンゴル語族」という語は、言語学・歴史学の文脈で、モンゴル帝国の拡大がアジア全域の言語に与えた影響を論じる際や、アルタイ語族仮説の議論において頻繁に登場します。
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