印欧語族とは?
いんおうごぞく
印欧語族とは、ヨーロッパから南アジアにかけて広く分布する世界最大規模の言語グループで、英語・フランス語・ヒンディー語など数百の言語を含みます。
印欧語族(インドヨーロッパ語族、Indo-European language family)とは、ヨーロッパ・イラン・南アジアにわたる広大な地域で話され、共通の祖先言語(原印欧語)から派生したとされる言語グループの総称です。世界の言語族のなかで最も多くの話者数を有する巨大な語族のひとつです。
印欧語族は複数の語派(ブランチ)に分類されます。主な語派には以下のものがあります。
- ゲルマン語派:英語・ドイツ語・オランダ語・スウェーデン語など
- ロマンス語派:フランス語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語など
- スラブ語派:ロシア語・ポーランド語・チェコ語など
- インド・イラン語派:ヒンディー語・サンスクリット語・ペルシア語など
- ケルト語派:アイルランド語・ウェールズ語など
- その他にギリシア語・バルト語派・アルメニア語などが含まれる
これらの言語が同一起源を持つ証拠として、単語の音韻的対応関係や文法的類似性が挙げられます。たとえば「父」を意味する語はラテン語「pater」・ギリシア語「patēr」・サンスクリット語「pitā」と体系的に対応しています。印欧語族の原郷については黒海・カスピ海北岸説(ステップ仮説)などが有力とされています。
使い方・例文
「英語とヒンディー語は一見無関係に見えますが、同じ印欧語族に属し、単語や文法に共通の起源が見られます」というように、言語学・比較言語学の解説で登場します。
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