アムハラ語とは?
あむはらご
エチオピアの公用語であり、アフリカで最も広く話されるセム語派の言語のひとつです。
アムハラ語(Amharic)は、エチオピア連邦民主共和国の公用語であり、同国における行政・教育・メディアで広く使用されています。話者人口はエチオピア国内だけで数千万人に上り、エチオピア系移民を含めると世界で最も多くの話者を持つセム語派の言語のひとつとされています。
言語学的には、アフロ・アジア語族のセム語派に属し、アラビア語やヘブライ語と遠い親戚関係にあります。ただし語順や文法構造は他のセム語とやや異なり、SOV(主語-目的語-動詞)型の語順を基本とします。動詞の活用が豊富で、人称・数・性・時制・相により変化します。
アムハラ語は独自の文字体系「フィデル(ゲエズ文字)」を使用します。この文字は古代エチオピアの典礼語ゲエズに由来する音節文字で、各文字が子音と母音の組み合わせを表します。現在のフィデルは数百の文字記号から成り、アムハラ語のほかにティグリニャ語などの記述にも使われています。
アムハラ語はエチオピアの多民族・多言語社会において民族をまたぐ共通語(リングワ・フランカ)としての役割を果たしており、国内政治・文学・音楽など文化的な場面でも中心的な存在です。エチオピア正教会の礼拝や聖典にも深く関わっています。
使い方・例文
エチオピアへ渡航する際やエチオピア人コミュニティと接する場面で「アムハラ語で挨拶できる」と言えば、それはエチオピアの公用語を使いこなしていることを意味します。
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