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モリエールとは?

もりえーる

モリエールとは、17世紀フランスの劇作家・俳優で、風刺喜劇の名作を次々に生み出し「フランス喜劇の父」とも呼ばれる人物です。

モリエール(Molière、1622〜1673年)は、フランスの劇作家・俳優劇団主宰者です。本名はジャン=バティスト・ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。パリの裕福な商家に生まれましたが、法律家への道を捨てて演劇の世界に入りました。

若い頃は地方を巡業する一座を率いて各地を旅し、喜劇の技術を磨きました。1658年にパリへ戻り、ルイ14世の宮廷での上演が認められると、一気にフランス演劇界の中心人物となりました。ルイ14世の厚い庇護を受けながら、ヴェルサイユ宮殿での祝典劇を多数手がけました。

モリエールの作品は、人間の欲望・偽善・見栄・嫉妬を鋭くかつ笑いをもって描く点に最大の特徴があります。代表作には以下のものがあります。

  • 『タルチュフ』(1664年):宗教的偽善者を風刺した問題作(初演は上演禁止に)
  • 『守銭奴』(1668年):金銭欲に憑かれた人物を描いた喜劇
  • 『町人貴族』(1670年):成り上がりを夢見るブルジョワを笑いとばした傑作
  • 『人間嫌い』(1666年):社交界の偽善を嫌う主人公の葛藤を描いた作品

モリエールの作品は人間の本質に迫る普遍的なテーマを扱っており、現代でも世界各地で上演され続けています。1673年、舞台上で発病してその夜に死去したというエピソードは演劇史上の伝説となっています。

使い方・例文

「モリエール」という名は、フランス語そのものの呼び名としても使われており、フランス語が「モリエールの言葉」と形容されることがあります。現代の演劇入門書や文学史でも必ず取り上げられる存在です。

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