フリードリヒ・シラーとは?
ふりーどりひ・しらー
フリードリヒ・シラーとは、18世紀後半のドイツを代表する劇作家・詩人で、ゲーテと並びドイツ古典主義文学の双璧と称される文豪です。
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー(1759〜1805)は、ドイツ・マルバッハ生まれの詩人・劇作家・歴史家です。ゲーテと深い友情で結ばれ、ともにヴァイマール古典主義を牽引した人物として知られています。
シラーはシュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)運動の影響を強く受け、自由・正義・人間の尊厳といったテーマを作品の中心に据えました。若くして書き上げた戯曲「群盗」(1781年)は専制政治への反抗を描き、ヨーロッパ各地で熱狂的に迎えられました。
代表作には以下のようなものがあります。
- 「陰謀と愛」(1784年) — 身分差の恋愛と権力の腐敗を描く市民悲劇
- 「ドン・カルロス」(1787年) — 政治的自由を主題にしたスペイン王室の悲劇
- 「ヴァレンシュタイン」三部作(1799年) — 三十年戦争を題材にした歴史劇
- 「マリア・ストュアート」(1800年) — スコットランド女王の悲劇
- 「ウィリアム・テル」(1804年) — スイスの民族的英雄を描く自由への賛歌
詩人としても「喜びの歌」(歓喜に寄す)で名高く、この詩はベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章に用いられたことで世界的に親しまれています。シラーの作品は人道主義と自由への信念を力強く訴え、後世の文学・思想・音楽に多大な影響を与え続けています。
使い方・例文
「歓喜に寄す」の歌詞はベートーヴェンの第九交響曲と一体のものとして、演奏会や年末の風物詩として広く知られています。彼の戯曲は現代でも世界各地の劇場で上演されています。
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