ガオ・シンジェンとは?
がお・しんじぇん
ガオ・シンジェンは中国出身のフランス国籍の劇作家・小説家で、2000年にアジア人として初めてノーベル文学賞を受賞しました。
ガオ・シンジェン(高行健、1940年生まれ)は、中国江西省生まれの劇作家・小説家・画家です。現在はフランス国籍を有し、パリを拠点に活動しています。2000年にノーベル文学賞を受賞し、中国語作家としては初の受賞者となりました。
中国では1980年代に北京人民芸術劇院と協力して前衛的な演劇作品を発表し、西洋の不条理演劇やブレヒトの叙事的演劇技法を中国の伝統的な演劇様式と融合させた独自のスタイルで注目を集めました。代表的な戯曲には『バスストップ』(絶対信号)や『野人』などがあります。しかし、その作品は中国共産党から「精神汚染」と批判され、上演禁止となった作品もあります。
1989年の天安門事件を機に中国共産党を離党し、フランスへ亡命。その後は主にフランス語でも創作を行いながら、中国語で小説『霊山』や自伝的小説『一人の人間の聖書』を書き上げました。これらの作品は、個人の自由・記憶・アイデンティティという普遍的なテーマを深く掘り下げた傑作として評価されています。絵画でも独自のスミ絵のスタイルを確立しており、文学と美術の両分野で国際的に活躍しています。
使い方・例文
「現代中国文学や亡命文学を研究する際、ガオ・シンジェンの『霊山』は個人の自由と体制との葛藤を描いた作品として必ず言及されます。」
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