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モリアオガエルとは?

もりあおがえる

モリアオガエルは日本固有の樹上性カエルで、水面上の木の枝に泡状の卵塊を産む独特の繁殖行動で知られます。

モリアオガエル(森青蛙、学名:Rhacophorus arboreus)は、日本固有種の樹上性カエルです。本州を中心に分布し、主に山地の森林や丘陵地帯の池・湿地周辺に生息します。体長はオスが4〜5センチ、メスが6〜8センチほどで、メスの方が大型です。体色は鮮やかな緑色が基本ですが、個体によって茶色がかったものや斑点模様が出るものもあります。

モリアオガエルの最大の特徴は、その独特な繁殖行動にあります。繁殖期は初夏(5〜7月ごろ)で、池や湿地の上に張り出した木の枝や葉の上に、泡状の卵塊(らんかい)を産みつけます。メスが産卵する際に分泌物を後脚で泡立て、複数のオスとともにメレンゲ状の卵塊を作ります。この泡は外敵や乾燥から卵を守る役割を果たします。

卵は泡の中で孵化し、雨や重力によって泡が崩れたタイミングでオタマジャクシが水中へと落下します。水中で成長したオタマジャクシはカエルに変態し、再び陸上・樹上生活へと移行します。

モリアオガエルは天然記念物に指定されている地域もあり、日本の里山環境を象徴する生き物として親しまれています。湿地や清浄な水辺の減少とともに生息地が失われつつあり、環境保全の指標種(バイオインジケーター)としても注目されています。

使い方・例文

「初夏に山の池を訪れると、水面の上に張り出した枝に白い泡のかたまりがついているのを見かけることがあります。これがモリアオガエルの卵塊で、やがて泡の中からオタマジャクシが池に落ちてきます。」

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