ムクロジ科とは?
むくろじか
ムクロジ科とは、カエデやライチ、トチノキなどを含む双子葉植物の大きな科で、世界中に約2,000種が分布します。
ムクロジ科(Sapindaceae)は被子植物の中の双子葉植物綱に属する植物の科です。かつてはカエデ科・トチノキ科が独立した科として分類されていましたが、分子系統解析に基づく APG 分類体系(APG III 以降)により、これらがムクロジ科に統合されました。世界全体で140属以上・約2,000種を擁する大きなグループです。
ムクロジ科の植物は熱帯から温帯にかけて広く分布し、高木・低木・つる植物など多様な生活形をとります。葉は多くが複葉または掌状葉で互生します。花は小さく5枚の花弁をもつものが多く、果実の形は多様です。
代表的な属と種を挙げると以下のとおりです。
- カエデ属(Acer):日本のもみじをはじめ世界各地に分布し、紅葉が美しい
- ライチ(Litchi chinensis):甘い果実が食用となる熱帯果樹
- ロンガン(Dimocarpus longan):ライチに近縁の果樹
- トチノキ属(Aesculus):街路樹や公園樹として利用されるマロニエを含む
- ムクロジ(Sapindus mukorossi):果皮にサポニンを含み、石けんの代用に使われた
ムクロジ科の植物は観賞用・食用・木材・伝統的な道具の原料として人々の暮らしと深く関わってきました。カエデの翼果(プロペラ状の果実)やライチの独特な食感など、各種の特徴が自然観察や農業の場で注目されています。
使い方・例文
ムクロジ科という分類名は、植物図鑑や理科の授業でカエデやライチの分類を調べる場面で登場します。紅葉シーズンにもみじを観察する際の背景知識としても役立ちます。
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