トチノキ科とは?
とちのきか
トチノキ科は、落葉高木を中心とする双子葉植物の科で、日本のトチノキや北米のセイヨウトチノキ(マロニエ)が代表的な仲間です。
トチノキ科(Hippocastanaceae、現在はムクロジ科に統合されることが多い)は、主に北半球の温帯から亜熱帯に分布する落葉高木を含む植物のグループです。かつては独立した科として分類されていましたが、APG分類体系ではムクロジ科(Sapindaceae)に統合されています。
代表的な植物であるトチノキ(Aesculus turbinata)は日本の山地に自生し、初夏に白い花穂を立ち上げる姿が美しく、秋には大型のとちの実(栃の実)をつけます。栃の実はタンニンが多く苦みがありますが、あく抜きを行うことで食用になり、栃餅などの伝統食に使われてきました。
ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ、Aesculus hippocastanum)はパリの並木として有名で、観賞用として世界中に植栽されています。葉は掌状複葉で5〜7枚の小葉からなる独特の形状を持ち、遠くからでも識別しやすい特徴があります。
本科の植物は庭園樹や街路樹として広く利用されるほか、木材や樹皮が薬用・工芸用に使われる場合もあります。花は蜜源植物としても重要で、ミツバチが好んで訪花します。
使い方・例文
春山を歩いていると、大きな掌状の葉をつけたトチノキに出会うことがあります。秋には栃の実が落ち、昔から山村の人々が拾い集めて栃餅づくりに活用してきました。
この用語をシェア
最終更新: