ミノムシとは?
みのむし
ミノムシとは、ミノガ科の幼虫が枯れ葉や小枝で作った「蓑」を背負って生活する昆虫の通称です。
ミノムシは、チョウ目ミノガ科に属するガの幼虫の総称で、幼虫が自分の口から出した絹糸で枯れ葉・小枝・草の茎などを綴り合わせ、袋状の巣(蓑)を作ってその中に住む習性が名前の由来です。日本では主にオオミノガとチャミノガが身近な種として知られています。
幼虫は蓑から上半身だけを出して木の葉や樹皮を食べながら成長し、危険を感じると素早く蓑の中に引きこもります。この蓑は成長とともに素材を継ぎ足して大きくなり、最終的に蓑の口を絹糸で綴じて蛹になります。雄の成虫は羽化して飛び立ちますが、雌の成虫は翅と脚が退化しており、生涯を蓑の中で過ごして産卵します。
かつては庭木や公園樹に多く見られましたが、1990年代以降にオオミノガに寄生する外来の寄生バエ(ヤドリバエ科)が急増し、現在は個体数が著しく減少しています。そのため、子供が秋に蓑を見つけて「ミノムシ」と親しむ光景は以前より少なくなりました。
日本文化では古くから俳句の秋の季語として用いられ、「蓑」にたとえた詩的な表現が親しまれています。
使い方・例文
秋に木の枝からぶら下がっている枯れ葉を束ねたような袋状のものを見かけたとき、「あれはミノムシの巣だよ」と説明する場面でよく登場します。
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