ミツユビナマケモノとは?
みつゆびなまけもの
ミツユビナマケモノとは、中南米の熱帯雨林に生息する、前肢に3本の爪を持つナマケモノで、木にぶら下がってほぼ一生を過ごす哺乳類のことです。
ミツユビナマケモノは、ナマケモノ目ミユビナマケモノ科に属する哺乳類で、前肢の爪が3本あることが名前の由来です(フタユビナマケモノは前肢に2本)。学名は属によって異なり、ノドジロミツユビナマケモノ(Bradypus tridactylus)が最もよく知られています。中南米のコスタリカ・コロンビア・ブラジルなどの熱帯雨林に生息します。
ミツユビナマケモノの最大の特徴は「遅さ」です。代謝が極めて低く、1日の移動距離は平均38メートル程度に留まります。木の枝に逆さまにぶら下がったまま、1日のうち15〜20時間を睡眠に費やします。この極端に低い代謝は、栄養価の低い葉だけで生きるための適応と考えられています。消化に要する時間も非常に長く、食べた葉が完全に消化されるまで1か月近くかかることもあります。
ナマケモノにまつわる興味深い生態は以下の通りです。
- 逆さまにぶら下がる特殊な筋肉と腱の構造を持ち、死後も木に抱きついたまま落ちないことがある
- 毛の中に藻類(コケ)が生え、緑色に見えることで天敵から身を隠すカモフラージュになる
- 排泄は週に1回程度のみ、地上に降りてから行う
- 泳ぎが得意で、洪水時には川を渡ることができる
使い方・例文
「ミツユビナマケモノは動きが非常に遅く、代謝を極力抑えることで低栄養の葉だけで生き延びる戦略をとっている」のように、動物の生態や進化の解説で使われます。
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