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ミオグロビンとは?

みおぐろびん

ミオグロビンとは、筋肉細胞内に存在する酸素結合タンパク質で、血液中のヘモグロビンから受け取った酸素を筋肉内に蓄えておく役割を果たします。

ミオグロビン(Myoglobin)は、筋肉細胞(筋繊維)の細胞質内に存在する赤色のヘムタンパク質です。ヘモグロビンと同様にヘム基(鉄を含む有機化合物)を持ち、酸素と可逆的に結合する性質があります。ヘモグロビンが赤血球に含まれ全身に酸素を運搬するのに対し、ミオグロビンは筋肉内で酸素を受け取り・蓄える役割を担います。

ミオグロビンの主な機能と特徴は次の通りです。

  • 酸素の貯蔵:筋肉が激しく収縮する際に一時的に酸素需要が供給を上回る場合、貯蔵した酸素をミトコンドリアに供給する
  • 酸素の拡散促進:筋繊維内で酸素を運ぶキャリアとして、毛細血管からミトコンドリアへの酸素拡散を助ける
  • ヘモグロビンとの酸素親和性の違い:ミオグロビンはヘモグロビンより酸素親和性が高く、低い酸素分圧でも酸素を保持できる

食べ物・栄養の観点では、ミオグロビンは肉の赤い色の主な原因です。牛肉・豚肉・マグロなどの赤身にはミオグロビンが多く含まれており、鉄分の供給源としても重要です。加熱すると変性して灰褐色になり(メトミオグロビン)、焼いた肉が赤色から変化するのもこのためです。

医療上は、心筋梗塞や横紋筋融解症などで筋肉細胞が壊れると血中ミオグロビン濃度が上昇し、尿中にも排泄されます(ミオグロビン尿症)。これが腎障害の原因になる場合もあるため、緊急の診断マーカーとしても利用されます。

使い方・例文

牛肉が赤く見えるのはミオグロビンの色によるもので、熟成や加熱によって色が変化するのもミオグロビンの化学変化が原因です。赤身肉は鉄分補給にも役立ちます。

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