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マラリア原虫とは?

まらりあげんちゅう

マラリア原虫とは、ハマダラカの刺咬を介して人体に感染し、発熱や貧血を引き起こす単細胞の寄生性原生生物です。

マラリア原虫は、アピコンプレクサ門・ヘモスポリジア綱・ハエプロテウス目に属する単細胞の真核生物(原生生物)で、属名をPlasmodium(プラスモジウム)といいます。人に感染するマラリア原虫は主に5種が知られており、それぞれ病型や重症度が異なります。

代表的な種は以下のとおりです。

  • P. falciparum熱帯熱マラリア原虫):最も重篤で死亡例も多い。脳マラリアなど重症化リスクが高い
  • P. vivax(三日熱マラリア原虫):世界的に広く分布し、肝臓内に休眠体(ヒプノゾイト)を形成し再発する
  • P. malariae(四日熱マラリア原虫):72時間周期で発熱を繰り返す
  • P. ovale(卵形マラリア原虫):アフリカに多く、vivaxと似た特徴を持つ
  • P. knowlesi:本来はサルのマラリア原虫で、東南アジアで人への感染が確認されている

感染経路はメスのハマダラカ(Anopheles属)の刺咬によるもので、原虫は肝臓細胞で増殖した後、赤血球内に侵入してさらに増殖します。赤血球が破壊されるタイミングで発熱・悪寒・頭痛などの症状が周期的に現れるのが典型的な経過です。

マラリアは世界保健機関(WHO)によると、今もアフリカを中心に年間数億件の感染例と数十万件の死亡が報告される重要な感染症です。ワクチン開発や薬剤耐性の克服が国際的な課題となっています。

使い方・例文

熱帯・亜熱帯地域へ渡航する際の予防医学の文脈や、感染症学・寄生虫学の授業でマラリア原虫の生活環(蚊→肝臓→赤血球)を説明する場面で頻繁に登場します。

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