本文へスキップ

ハマダとは?

はまだ

ハマダとは、風によって砂が吹き飛ばされ岩盤や礫が露出した岩石砂漠のことで、サハラ砂漠など乾燥地帯に広く見られる地形です。

ハマダ(hamada、またはhammada)とは、砂が風によって除去され、硬い岩盤・岩石・礫の表面が広く露出した岩石砂漠のことです。アラビア語(حمادة)に由来し、「不毛の岩地」を意味します。地形学では砂漠の地表面の分類区分の一つとして使われます。

砂漠はすべてが砂丘というわけではなく、地表面の状態によって大きく3種類に分けられます。

  • ハマダ:岩石・岩盤が露出した岩石砂漠(砂漠全体の面積の多くを占める)
  • エルグ:砂丘が連なる砂砂漠
  • レグ:砂礫(細かい石)が広がる礫砂漠

ハマダの形成は、もともと砂を含んでいた地表から長年の風化・侵食・風によって細粒の砂が吹き飛ばされ、残った硬い岩石や礫だけが表面を覆うことで起こります。表面の岩石には黒褐色の「砂漠ニス(砂漠ワニス)」と呼ばれる酸化マンガン・酸化鉄の薄い被膜が形成されることが多く、独特の光沢を放ちます。

サハラ砂漠ではハマダが面積的に大きな割合を占めており、アルジェリアのアハガル高原、リビアの広大な岩石台地などが代表例です。一般的に砂漠のイメージとして想起される砂丘(エルグ)よりもむしろハマダのほうが砂漠の実態を多く占めています。植生はほとんどなく、きわめて過酷な環境です。

使い方・例文

サハラ砂漠の実際の旅では砂丘よりもハマダのような岩石の荒地を走る区間のほうが長く、平らな岩盤が地平線まで続く光景は砂漠の厳しさをよく表しています。地理の教科書で砂漠の地表分類を説明する際にも必ず登場する用語です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語