マムシグサとは?
まむしぐさ
マムシグサとは、日本の山野に自生するサトイモ科の多年草で、茎のまだら模様がマムシに似ることからその名が付いた有毒植物です。
マムシグサ(蝮草、学名:Arisaema serratum)は、サトイモ科テンナンショウ属に分類される多年草で、日本の山野林床に広く自生します。春から夏にかけて独特の形状をした花(仏炎苞)を咲かせ、秋に赤い実を結ぶ植物です。
名前の由来は、茎(偽茎)に現れる紫褐色のまだら模様がマムシの体表に似ていることからきています。同じく似た外観を持つ仲間として、ウラシマソウやカントウマムシグサなどの近縁種も多く存在します。
マムシグサの主な特徴は以下のとおりです。
- 仏炎苞(ぶつえんほう):花を包む緑色または紫色の大きな苞葉が特徴的で、中に棒状の肉穂花序が入っています
- 性転換:栄養状態によって雄株・雌株が変わる珍しい性転換植物として知られています
- 有毒性:全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれており、食べると口や喉に強い刺激・炎症を起こします。誤食に注意が必要です
- 秋の実:秋にトウモロコシ状に赤い実が密集して熟し、見た目は鮮やかですが有毒です
コンニャクと同じサトイモ科に属しますが、適切に処理しなければ食用にできません。山野草として観察の対象にはなりますが、むやみに触れたり口にしたりしないよう注意が必要です。
使い方・例文
春のハイキングで林床や沢沿いを歩いていると、独特の仏炎苞をもつマムシグサに出会うことがあります。植物観察会や野草図鑑の「有毒植物」の項目でも必ず取り上げられる代表的な植物です。
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