マッキンジー川とは?
まっきんじーがわ
マッキンジー川はカナダ北西部を流れる北米最長クラスの大河で、北極海に注ぐカナダ最長の川です。
マッキンジー川(Mackenzie River)は、カナダのノースウェスト準州を西から北へ流れ、最終的に北極海のボーフォート海へ注ぐ大河です。全長は約1,700キロメートルで、支流のアサバスカ川・グレートスレーブ湖・リアード川を含めた流域全体では約4,200キロメートルに及び、北米大陸でも最大規模の河川系統のひとつを形成しています。
この川は18世紀後半、北西会社の毛皮交易商アレクサンダー・マッケンジーが1789年に下航して太平洋への出口を求めた探検に由来して命名されました。残念ながら彼が辿り着いたのは北極海であったため、当初は「失望川」とも呼ばれましたが、後にその探検の功績を讃えてマッキンジーの名が冠されています。
流域の気候は亜寒帯から北極性であり、冬季は川面が厚い氷に覆われます。春の解氷期には大規模な洪水や氷の流出が見られ、沿岸の生態系に大きな影響を与えます。流域にはタイガ(北方針葉樹林)やツンドラが広がり、カリブーやオオカミ、多様な水鳥が生息しています。
近年は地球温暖化の影響で流域の永久凍土が溶け始めており、河川の水質変化や流量の季節的変動が研究者から注目されています。また、流域には天然ガスや石油資源も埋蔵されており、環境保護と資源開発の兼ね合いが課題となっています。
使い方・例文
北極圏の生態系や気候変動研究を扱う文脈で「マッキンジー川流域の永久凍土融解が進んでいる」のように言及されます。カナダの地理や歴史の授業でも北米を代表する河川として取り上げられます。
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