マレー川とは?
まれーがわ
マレー川はオーストラリア最長の河川で、東南部を流れてインド洋に注ぎ、農業用水と生態系の要として知られています。
マレー川(Murray River)は、オーストラリア南東部のグレートディバイディング山脈に源を発し、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の境界を西へ流れ、最終的に南オーストラリア州のエンカウンター湾に注ぐ全長約2,508キロメートルの大河です。支流のダーリング川と合わせたマレー・ダーリング川流域は国土の約14%を占め、オーストラリアで最大の河川流域を形成しています。
流域はオーストラリア最大の農業地帯であり、小麦・綿花・ブドウ・柑橘類などの生産が盛んです。その一方で、灌漑農業のために大量の水が引き込まれてきた結果、特に20世紀後半から深刻な水不足と塩害が進行し、河口付近での湖沼乾燥が問題となりました。オーストラリア政府はマレー・ダーリング流域管理局を設置し、流域の水配分の見直しや環境流量の確保に取り組んでいます。
19世紀半ばには外輪船が川を遡って内陸への物資輸送に利用され、流域の開拓に大きく貢献しました。現在は農業用水路のほかレクリエーション目的での利用も多く、カヌーやハウスボートでの川旅が人気です。
生態系の面では固有のマレーコッドや様々な水鳥の重要な生息地でもあり、ラムサール条約登録地を含む湿地帯が点在しています。気候変動による降水量の減少は今後の水資源管理のさらなる課題となっています。
基本データ
| 長さ | 2,530 km |
|---|
出典:Wikidata
使い方・例文
オーストラリアの農業や環境問題を扱う授業・記事で「マレー川の塩害と水不足」として登場します。観光文脈では「マレー川沿いのワイン産地」という形でも言及されます。
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