フンザ川とは?
ふんざがわ
フンザ川とは、パキスタン北部のカラコルム山脈に源を発し、インダス川に合流する急流河川で、フンザ渓谷の豊かな自然と文化の舞台となっています。
フンザ川(Hunza River)は、パキスタン最北部のギルギット・バルティスタン州を流れる河川で、カラコルム山脈・ヒンドゥークシュ山脈・パミール高原を水源とする複数の氷河・河川が合流して形成されます。全長は約240キロメートルで、最終的にギルギット川に合流し、さらにインダス川へと注ぎます。
フンザ川はカラコルム山脈の激しい地形を刻んで流れる急流河川で、流域には深い峡谷が発達しています。川沿いには標高7000〜8000メートル級の山々がそびえ、ラカポシ(7788メートル)やウルタル・サル(7388メートル)などの高峰が川の近くから望めます。
フンザ川流域には古くからフンザ王国(フンザ首長国)が栄え、シルクロードの要衝として東西交易の中継地となっていました。渓谷沿いの村々ではアプリコット・リンゴ・葡萄などの果樹農業が営まれており、乾燥した高山地帯でありながら灌漑技術を活用した農耕が続けられています。
近年はカラコルム・ハイウェイ(中国・パキスタン国際道路)がフンザ川に沿って走っており、観光客や物資の往来が盛んになっています。一方で地震や土砂崩れによる自然災害のリスクも高く、2010年の大規模地滑りでは川が堰き止められ「アタバード湖」が形成されたことで知られています。
使い方・例文
パキスタンやカラコルム山脈の地理・登山・トレッキングに関する情報で登場するほか、シルクロードの歴史や高山地域の自然環境を解説する際にも取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: