本文へスキップ

可動堰とは?

かどうぜき

可動堰とは、ゲートや扉などの可動部品を備え、水位や流量を状況に応じて調節できる堰のことです。

可動堰(かどうせき)は、開閉可能なゲートや扉体を持ち、河川・水路の水位や流量を柔軟に制御できる堰です。固定堰が常に同じ高さで水をせき止めるのに対し、可動堰はゲートの開度を変えることで通過する水の量や上流水位を状況に応じて調整できる点が大きな特徴です。

可動堰が活躍する場面は多岐にわたります。農業用水路への水の配分・洪水時の排水促進・河川環境の維持流量確保・水力発電所への安定した水量供給など、固定堰では対応できない細かな制御が求められる場合に不可欠な施設です。

ゲートの形式にはさまざまな種類があります。

  • ローラーゲート:鋼製の円筒形ゲートを巻き上げて開閉する
  • ラジアルゲート(テンターゲート):扇形に開く広く使われる形式
  • フラップゲート:下端を軸に倒れる方式で構造がシンプル
  • ゴム引布製起伏堰:ゴム袋の内圧で起伏する近年普及の形式

操作は電動・油圧・手動などで行われ、大規模な河川では遠隔制御システムと組み合わせて管理されることも多くあります。維持管理コストは固定堰より高くなりますが、その柔軟性から現代の水資源管理において広く採用されています。環境面では魚道の設置と組み合わせることで生態系への影響を最小化する工夫がなされています。

使い方・例文

「台風接近時に可動堰のゲートを開けて洪水を防ぐ」「可動堰で水位を調節し、取水量を安定させる」といった文脈で使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語