ボーフォート海とは?
ぼーふぉーとかい
ボーフォート海とは、アラスカとカナダ北部に接する北極海の一部で、極めて厳しい気候環境と豊富な海底資源が注目される海域です。
ボーフォート海(英語: Beaufort Sea)は、北極海の一部を構成する縁海で、アラスカ州北部とカナダのユーコン準州・ノースウエスト準州・ヌナブト準州の北側に広がります。名称は19世紀のイギリス海軍士官フランシス・ボーフォートに由来しますが、実際にこの海域を最初に測量したわけではなく、後世に名が冠されました。
年間を通じて多くの部分が海氷に覆われており、夏季の一部期間だけ部分的に開水面が現れます。冬季の気温は零下40度以下に達することもある極寒の環境です。平均水深は約1,000メートルですが、沿岸部は比較的浅い大陸棚が広がっています。
海底には大規模な石油・天然ガス田の存在が確認されており、アラスカやカナダの資源開発の対象となってきました。しかし氷が厚く環境が脆弱なため、開発に対しては環境保護の観点から強い反対意見もあります。
地球温暖化の影響を最も鋭敏に反映する海域のひとつでもあり、近年は夏季の海氷面積の急激な縮小が観測されています。北極海航路の利用可能期間延長という観点でも注目されており、資源・航路・生態系をめぐる国際的な関心が高まっています。生態系の面では、ベルーガ(シロイルカ)やホッキョクグマ、カリブーなどが生息しています。
使い方・例文
ボーフォート海は地球温暖化の研究において重要な観測点のひとつで、海氷の縮小傾向が北極圏全体の気候変動を示す指標として活用されています。
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