マダラチョウ科とは?
まだらちょうか
マダラチョウ科は、毒を持つ植物を食べて自身も有毒になるチョウのグループで、鮮やかな警告色を持ち、長距離渡りを行う種でも知られています。
マダラチョウ科(学名:Danaidae)は、チョウ目(鱗翅目)に属するチョウのグループです。現在はタテハチョウ科の亜科(マダラチョウ亜科)として扱われることもあります。世界に300種以上が知られており、熱帯・亜熱帯を中心に分布し、日本にもアサギマダラをはじめ数種が生息しています。
マダラチョウ科の最大の特徴は、幼虫期にキョウチクトウ科・ガガイモ科などの有毒植物を食草とし、その毒成分(カルデノリドなど)を体内に蓄積する点にあります。成虫になっても毒を持つため、捕食者(鳥など)に食べられにくく、鮮やかなオレンジ・黒・白などの警告色(アポセマティズム)が見られます。
主な特徴と注目すべき点は以下の通りです。
- ゆったりとした飛翔: 毒を持つため天敵に狙われにくく、優雅に滑空するように飛ぶ。
- 長距離渡り: 日本のアサギマダラは2,000キロメートル以上の渡りを行うことが知られている。
- 擬態のモデル: 無毒のチョウ(アゲハチョウなど)がマダラチョウに擬態してみせる例がある(ベイツ型擬態)。
- 成虫の行動: 雄はピロリジジンアルカロイドを花から集め、フェロモン生成に使う。
アサギマダラの渡り調査は市民参加型の科学活動として広く行われており、環境教育や生態研究でも注目される分類群です。
使い方・例文
秋に山や海岸でゆったりと舞う淡青色のアサギマダラはマダラチョウ科の代表種で、マーキング調査によって数千キロメートルの渡りが確認されています。学校の理科や環境学習でチョウの渡りや擬態の例として登場します。
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