セミ科とは?
せみか
セミ科とは、半翅目に属する昆虫の科で、雄が腹部の発音器で大きな鳴き声を出すことで知られる、世界に3000種超が分布する大きな分類群です。
セミ科(学名:Cicadidae)は、昆虫綱・半翅目(カメムシ目)・頸吻亜目に分類される科で、一般に「セミ」と呼ばれる昆虫の大部分が含まれます。世界中の熱帯・温帯域に広く分布し、記載種は3000種以上にのぼります。日本では約30種が知られており、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシなどが身近な存在です。
セミ科の最も顕著な特徴は雄の鳴き声です。腹部に一対の発音器(チンバル)を持ち、筋肉で高速振動させることで種特有の鳴き声を発します。音量は100デシベル前後に達するものもあり、昆虫中最大級の鳴き声とされます。雌は発音器を持たず鳴きません。
生活史も特異的です。卵は木の枝に産み付けられ、孵化した幼虫は土中に潜って植物の根から樹液を吸いながら数年〜十数年をかけて成長します。北米のジュウシチネンゼミ(周期ゼミ)は17年周期で一斉羽化することで知られます。成虫の寿命は数週間と短く、この対比が日本では「儚さ」の象徴ともなっています。
系統的にはアワフキムシ科などと近縁で、口吻で植物の維管束を刺して樹液を吸う植食性です。森林生態系における樹液消費者・天敵の餌資源として重要な位置を占めます。
使い方・例文
夏の雑木林でアブラゼミやミンミンゼミが鳴き競う場面や、生物の授業で「セミの幼虫は何年土の中にいるか」という問いが出る場面でセミ科が話題になります。
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