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ポジトロン断層撮影とは?

ぽじとろんだんそうさつえい

ポジトロン断層撮影PET)とは、放射性薬剤を体内に投与してその分布を画像化し、がんの診断やステージングなどに用いる核医学検査です。

ポジトロン断層撮影(Positron Emission Tomography、PET)は、ポジトロン(陽電子)を放出する放射性同位体で標識した薬剤を静脈注射し、体内での薬剤の集積分布を断層画像として描出する核医学イメージング技術です。

最も広く使われる薬剤はFDG(フルオロデオキシグルコース)と呼ばれる放射性ブドウ糖です。がん細胞は正常細胞より糖をはるかに多く取り込む性質があるため、FDGが高集積した部位が画像上で明るく光って見えます。これにより全身のがん転移巣を一度の撮影でスクリーニングできます。

PET検査の主な用途は次のとおりです。

  • 悪性腫瘍の発見・病期診断・再発評価
  • アルツハイマー病などの神経変性疾患の診断(アミロイドPETなど)
  • 心臓の生存心筋(バイアブルミオカルジウム)の評価
  • てんかんの焦点特定

現在はCT(コンピュータ断層撮影)と組み合わせたPET-CTが主流で、機能情報(PET)と形態情報(CT)を融合した高精度の画像が得られます。放射線被曝を伴うため、妊娠中は原則禁忌であり、検査後は一定時間の水分補給と被曝者への接触制限が必要です。

使い方・例文

「術前にポジトロン断層撮影を行い、リンパ節や遠隔臓器への転移がないことを確認してから手術の方針を決めた」という形で使われます。

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