ボリュメトリックライティングとは?
ぼりゅめとりっくらいてぃんぐ
ボリュメトリックライティングとは、光が空気中の粒子に散乱して光の柱や霧の中のビームとして見える現象をCGで再現する技術です。
ボリュメトリックライティング(Volumetric Lighting)とは、光が大気や霧・煙・ほこりなどの媒体(ボリューム)を通過する際に起こる散乱を視覚的に表現するCG技術です。「ゴッドレイ(God Ray)」「光芒」とも呼ばれ、森の木々の間から差し込む光の筋や、窓から差し込む朝の光といった映像的に印象的な効果を生み出します。
現実では光自体は見えませんが、空気中に漂う微粒子(ほこり・水蒸気・煙など)に光が当たって散乱することで、光の通り道が可視化されます。この現象をティンダル現象と呼びます。ボリュメトリックライティングはこの物理現象をコンピューター上でシミュレートする技術です。
映像・ゲームにおける主な活用場面は以下のとおりです。
- 夜明けや夕方の自然光の演出
- 霧・雨・雪などの天候表現
- スポットライトや懐中電灯のビーム
- 爆発・炎・魔法エフェクトなどの演出
- 神秘的・幻想的な雰囲気の演出
計算コストが高い技術であり、映画VFXではフルシミュレーションが用いられますが、リアルタイムCG(ゲームエンジン)では近似的な手法(レイマーチングなど)で表現することが一般的です。UnrealエンジンやUnityでもボリュメトリックライティング機能が標準搭載されており、現代のゲームやVR映像では不可欠な表現技術となっています。
使い方・例文
ゲームや映画で森の中にさす木漏れ日、あるいは煙の中を走る懐中電灯のビームが白く輝いて見えるシーンは、ボリュメトリックライティングで表現されていることが多いです。
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