ボラ科とは?
ぼらか
ボラ科は、世界中の沿岸・汽水域に広く生息する中型魚の一群で、ボラはからすみの原料として知られる食用魚です。
ボラ科(学名:Mugilidae)は、条鰭綱ボラ目に属する魚類の一科で、ボラ・メナダなど沿岸・汽水域に生息する中型の魚が含まれます。英名では「mullet」と呼ばれ、温帯から熱帯の海岸線、河口、汽水域、さらに河川の淡水域まで幅広い環境に適応しています。
体形は細長い紡錘形で、背鰭は2基あり、前方の背鰭には硬い棘をもちます。目には脂瞼(しけん)と呼ばれる透明な膜があり、異物から眼を守ります。口は小さく、砂泥中の有機物や藻類・デトリタスを食べる植食・雑食性で、底泥を吸い込んで餌を濾し取る独特の採食行動をもちます。
世界に約17属80種以上が知られており、日本近海ではボラ(Mugil cephalus)が最も一般的です。河川の河口や港湾、内湾など汚染にも比較的強く、都市部の河川でも見られます。
食用としては、特に成熟したメスの卵巣を塩漬けにして乾燥させた「からすみ」が高級食材として有名です。長崎や台湾などが産地として知られます。ボラ自体も秋から冬にかけて脂がのり、刺身や塩焼きで食べられます。また、ボラが海面から高くジャンプする行動は、水中の寄生虫を落とすためとも体内のガスを排出するためとも言われています。
使い方・例文
ボラ科のボラから作られる「からすみ」は日本三大珍味の一つとされ、高級食材として料亭などで提供されます。ボラは港や河口付近でよく観察できる身近な魚でもあります。
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