デトリタスとは?
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デトリタスとは、生物の遺骸や排泄物・落葉などが細かく砕けた有機物の粒子で、生態系における分解と物質循環の重要な出発点となるものです。
デトリタス(detritus)とは、動植物の遺骸・排泄物・落葉・枯れ枝などが物理的・化学的・生物的な作用で細かく分解された有機物の破片や粒子の総称です。生態学において物質循環の重要な要素として位置づけられています。
生態系では、植物が光合成で固定したエネルギーの大部分は草食動物に直接食べられるのではなく、枯死や脱落によってデトリタスとなります。デトリタスは細菌・菌類・土壌動物(ミミズ、ヤスデ、トビムシなど)によって段階的に分解され、最終的に無機物に変換されて植物の栄養源に戻ります。このような経路をデトリタス食物連鎖(腐食連鎖)と呼びます。
デトリタスが果たす役割は以下のように多岐にわたります。
- 土壌の有機物供給源となり地力を高める
- 河川・湖沼・海底生態系のエネルギー基盤となる
- 水中では懸濁有機物(POM)として魚類や貝類の餌資源になる
- 炭素を一時的に蓄積し、炭素循環の緩衝材となる
森林の落葉層(リター層)や海底の堆積物はデトリタスの代表例であり、その量や分解速度は生態系の生産性を左右します。農業や水産業においても、デトリタスの管理は土壌改良や養殖池の水質管理に直結する重要な概念です。
使い方・例文
森の地面に積もった落ち葉が微生物に分解されていく過程で生まれる細かな有機物の粒子がデトリタスの典型例で、土壌生物や小魚・二枚貝などの餌として生態系を支えています。
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