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ボウマン嚢とは?

ぼうまんのう

ウマン嚢とは、腎臓の糸球体を包む袋状の構造で、血液から原尿をろ過して集める役割を持ちます。

ウマン嚢(ボウマンのう、Bowman's capsule)とは、腎臓のネフロンを構成する糸球体を取り囲むカップ状の二重膜構造です。19世紀イギリス人医師・病理学者サー・ウィリアム・ボウマンにちなんで命名されました。

ボウマン嚢は壁側葉(外側の扁平な細胞からなる層)と臓側葉(内側で毛細血管に密着した足細胞からなる層)の二層構造を持ち、両層の間には「ボウマン腔(尿腔)」と呼ばれる空間があります。糸球体毛細血管を流れる血液は高い血圧によってろ過され、タンパク質や血球を除く水分・電解質・小分子物質がボウマン腔へ滲み出て原尿となります。

原尿はその後ボウマン嚢から近位尿細管へと続き、ヘンレ係蹄・遠位尿細管・集合管を経て再吸収や分泌を受け、最終的に尿として排泄されます。健康な成人の両腎では1日に約150〜180リットルもの原尿が生成され、そのほとんどが尿細管で再吸収されます。ボウマン嚢の構造や糸球体との連携は、腎臓のろ過機能を理解するための出発点となります。糸球体腎炎などではボウマン腔に炎症性細胞が侵入し、ろ過障害が起こります。

使い方・例文

糸球体腎炎の診断では腎生検が行われ、ボウマン嚢内の炎症細胞浸潤や半月体形成の有無を顕微鏡で確認します。

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