フロンとは?
ふろん
フロンとは、炭素・フッ素・塩素などを含む合成化合物の総称で、冷媒や噴射剤として普及したものの、オゾン層破壊が問題となり国際的に規制された物質です。
フロンは、フルオロカーボン(fluorocarbon)の日本語略称で、炭素原子にフッ素・塩素・水素などが結合した化合物群の総称です。主にCFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)などの種類があります。
フロンは1930年代に開発され、その優れた特性から急速に普及しました。
- 化学的に安定で引火性がない
- 人体に対して毒性が低い
- 沸点が低く冷却効率が高い
- 無臭・無色で扱いやすい
しかし1970年代以降、CFCなどのフロン類が成層圏に達してオゾン層を破壊することが科学的に明らかになりました。オゾン層の破壊は紫外線の増加を招き、皮膚がんや生態系への悪影響をもたらします。1987年に採択されたモントリオール議定書により、CFCの生産・使用は段階的に廃止されました。現在は代替フロン(HFCなど)への移行が進んでいますが、温室効果ガスとしての問題も残り、さらなる規制が続いています。
使い方・例文
エアコンや冷蔵庫の「冷媒」として話題になるほか、環境の授業でオゾン層破壊の原因物質として解説される場面でよく登場します。
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