ホトトギスとは?
ほととぎす
ホトトギスとは、日本の初夏を代表するカッコウ科の渡り鳥で、独特の鳴き声と托卵習性で知られる鳥です。
ホトトギス(杜鵑・不如帰)は、カッコウ目カッコウ科に属する渡り鳥で、学名はCuculus poliocephalusです。全長約28センチメートルほどで、背面は灰褐色、腹面には黒い横縞模様があります。
日本には春から初夏にかけて東南アジア方面から渡来し、秋には再び南方へ戻ります。「テッペンカケタカ」「キョッキョッ、キョキョキョキョ」と聞こえる大きな鳴き声が特徴で、古来より文学や和歌に数多く詠まれてきました。
ホトトギスの最も知られた習性が托卵(たくらん)です。自らは巣を作らず、ウグイスなど他の鳥の巣に卵を産みつけ、その鳥に代わりに育てさせます。孵化したホトトギスの雛は、巣の中の他の卵や雛を外に押し出してしまいます。
日本の文化においてホトトギスは特別な存在で、松尾芭蕉や与謝蕪村など多くの俳人が詠んだほか、正岡子規の号「子規」もホトトギスを意味します。また「鳴かぬなら…」で始まる戦国武将三者の性格を表した有名な俳句にも登場します。季語としては夏に分類されます。
使い方・例文
「初夏の朝、庭の木々の間からホトトギスの鳴き声が響いてきた」というように、初夏の訪れを告げる鳥として自然描写や俳句の季語として登場します。
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