カッコウとは?
かっこう
カッコウとは、独特の鳴き声で知られ、他の鳥の巣に卵を産み付ける托卵習性を持つ渡り鳥です。
カッコウ(郭公)は、カッコウ目カッコウ科に属する鳥で、ユーラシア大陸から日本を含む東アジアにかけて広く分布します。日本には春から夏にかけて飛来し、山地や森林縁などで繁殖期を過ごします。
最も大きな特徴は托卵(たくらん)と呼ばれる繁殖戦略です。カッコウの雌は自分で巣を作らず、ウグイス・オオヨシキリ・ホオジロなど特定の宿主の巣に卵を1個産み込みます。孵化したカッコウのヒナは生まれた直後から本能的に宿主の卵やヒナを巣の外に押し出し、宿主の親鳥に独占的に世話をさせます。
カッコウが托卵を成功させる仕組みには次のような巧みな適応があります。
- 卵の色や模様を宿主の卵に似せる擬態
- 孵化が宿主より速く、先に巣を独占できる
- ヒナの口内が鮮やかで、宿主の親鳥に給餌本能を強く誘発する
オスは「カッコウ、カッコウ」という二音節の鳴き声を繰り返し、この声が和名・英名(Cuckoo)の由来となっています。日本では初夏を告げる鳥として古くから親しまれ、万葉集にも登場するなど文学・文化との結びつきも深い鳥です。
使い方・例文
初夏の山道を歩いていると、遠くから「カッコウ、カッコウ」という鳴き声が聞こえてきた。托卵の例として生物の授業でも必ず登場する鳥です。
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