藿香とは?
かっこう
藿香とは、シソ科の植物パチュリーまたは広藿香の葉を乾燥させた生薬・香料で、漢方薬や香水の原料として使われます。
藿香(かっこう)とは、シソ科に属するパチュリー(Pogostemon cablin)または広藿香(こうかっこう)などの植物から得られる生薬・香料です。葉を乾燥・蒸留して得られる精油は独特の深みのある土臭い甘い香りを持ちます。
漢方・中医学では藿香は芳香化湿薬(ほうこうかしつやく)に分類され、消化器系への働きかけや湿邪(しつじゃ)の除去に用いられます。夏の暑さによる消化不良・吐き気・下痢などの改善を目的とした処方「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」の主薬として知られています。
香料としての藿香(パチュリー)は、重厚で持続性の高い香りが特徴で、以下の用途に使われます。
- 香水・フレグランスのベースノート
- アロマセラピーのキャリアオイルや香料ブレンド
- 石けん・化粧品の加香
- 衣類の防虫・防臭(インド・東南アジアの伝統的利用)
インド・インドネシア・マレーシアなどが主産地で、古くから東西の貿易路を通じてヨーロッパにも伝わり、19世紀のヴィクトリア朝時代には流行の香りとして人気を博しました。現代でもアジア系の漢方薬局や香料業界では重要な素材です。
使い方・例文
漢方薬「藿香正気散」は夏の冷房による体の不調や食欲不振に用いられます。高級香水のベースとして使われる「パチュリー」の香りも藿香に由来します。
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