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ペーター・シュライアーとは?

ぺーたーしゅらいあー

ペーター・シュライアーは、ドイツが誇る20世紀を代表するテノール歌手・指揮者です。

ペーター・シュライアー(Peter Schreier)は、1935年にドイツマイセン近郊ガウニッツで生まれ、2019年に逝去したテノール歌手指揮者です。ドレスデン聖十字架合唱団で少年時代に音楽の薫陶を受け、後にドレスデン音楽大学で声楽を修めました。

テノール歌手としての活動は、特にオペラとリートの分野で際立っています。ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)を拠点としつつ、ウィーン国立歌劇場やベルリン国立歌劇場など欧州の主要歌劇場に出演し、モーツァルト作品を得意としました。「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッタービオや「魔笛」のタミーノなど、清澄な声質が要求される役柄で高い評価を受けました。

またバッハのカンタータや受難曲(マタイ受難曲・ヨハネ受難曲)における福音史家の役は、シュライアーの代名詞とも言える十八番で、その精緻な表現と宗教的な深みは他の追随を許しませんでした。さらにシューベルトやシューマンのリート演奏においても高名で、ピアニストのノルベルト・ブラウナーやアンドラーシュ・シフとの共演録音は今も名盤とされています。

晩年は指揮者としても活躍し、バッハや古典派の作品を中心に演奏会・録音を重ねました。東ドイツ出身という背景を持ちながら国際的に活躍した、20世紀ドイツ声楽界を代表する人物です。

使い方・例文

「シュライアーが歌うバッハのマタイ受難曲における福音史家の台詞は、その清潔な声質と誠実な表現で、今なおスタンダードの録音として演奏家に参照されている。」

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