ペトリ皿とは?
ぺとりざら
ペトリ皿とは、細菌や菌類の培養に使われる浅い円形のガラス製または樹脂製の容器で、生物・医学実験の基本器具です。
ペトリ皿(英: Petri dish)は、19世紀末にドイツの細菌学者ユリウス・リヒャルト・ペトリが考案した実験用容器です。浅い円筒形で、わずかに大きめの蓋が被さる構造になっており、外部からの汚染を防ぎながら内部を観察できるよう設計されています。
主な用途は次の通りです。
- 細菌・カビ・酵母などの微生物を寒天培地上で培養する
- 細胞培養(動植物細胞の培養)
- 薄い試料の観察・保管
- 固体や粉末の秤量・乾燥
微生物学の実験では、寒天(アガー)と栄養素を混ぜた培地をペトリ皿に流し込んで固め、そこに試料を塗布(植菌)して培養します。コロニー(菌の集落)の形状・色・数を観察することで、菌の種類の同定や抗菌性の試験などを行います。ペトリ皿はロベルト・コッホが結核菌を発見した際にも活用されており、現代の感染症研究・医療にとって欠かせない基礎器具です。
使い方・例文
食中毒菌の検査や風邪の原因ウイルスを特定する際に、患者の検体を寒天培地入りのペトリ皿に塗って培養し、どんな菌が育つかを調べます。
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