ブールノワゼットとは?
ぶーるのわぜっと
ブールノワゼットとは、バターをゆっくり加熱してヘーゼルナッツ色に焦がし、芳醇な香りを引き出したフランス料理の調理技法のことです。
ブールノワゼット(beurre noisette)は、フランス語で「ヘーゼルナッツバター」を意味し、無塩バターを鍋で弱〜中火にかけて泡立てながら加熱し、水分を蒸発させて乳固形分を薄い茶色(ノワゼット色)に焦がした状態のものを指します。この過程で独特のナッツ様の芳醇な香りが生まれることが最大の特徴です。
バターを加熱すると最初は泡立ち、水分が蒸発して澄んできます。さらに加熱を続けると乳固形分(カゼインや乳糖)が沈殿してきつね色〜茶色に変わり、ナッツのような香ばしい香りが立ちます。この段階が「ノワゼット(ヘーゼルナッツ色)」で、さらに焦がすと「ブールブリュン(黒バター)」になります。タイミングを見極めて火から下ろすことが重要です。
ブールノワゼットの主な用途は次のとおりです。
- 魚料理(ソールのムニエルなど)への仕上げソース
- パスタやニョッキへのシンプルなソース
- 製菓でのフィナンシェやマドレーヌの生地への使用
- 野菜のソテーへの風味付け
澄ましバター(クラリファイドバター)とは異なり、乳固形分ごと使うことで複雑な風味が生まれます。シンプルな材料でありながら料理に深みを与える、フランス料理の重要な基本技法のひとつです。
使い方・例文
ソールのムニエルを作る際にブールノワゼットを仕上げにかけると、ナッツのような香ばしい香りと豊かなコクが魚の旨みを引き立てます。
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