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ブラインドスクリムとは?

ぶらいんどすくりむ

ブラインドスクリムとは、照明によって透明にも不透明にも見える薄い布幕で、舞台演出で空間の仕切りや幻想的なビジュアル効果を生み出します。

ブラインドスクリム(Blind Scrim)とは、薄く目の粗い織物(スクリム)を使った舞台幕の一種で、前面から照明を当てると不透明な幕として見え、後方から照明を当てると透明になって奥の空間や人物が浮かび上がる、という照明マジックを利用した演出用幕です。

素材は綿や化学繊維の薄地のガーゼ状織物で、繊維の隙間が光を拡散・透過させる性質を持ちます。前面(客席側)から光を当てると繊維が反射して幕全体が白・グレーに見え、後ろが遮蔽されます。後方から光を当てると前面の光が弱くなり、幕を透かして後方のセットや俳優が徐々に現れます。

この「フェードイン・フェードアウト」的な見え方の変化は、前後の照明レベルをフェーダーで調整することで制御されます。場面転換時に幕を降ろしたまま奥のシーンをすり替えたり、夢・回想・幻想シーンを演出したりする際に特に効果的です。

カラーライトを組み合わせることで色調変化も加えられ、オペラ・ミュージカル・ダンス公演など幅広いジャンルで活用されています。照明操作との連携が不可欠なため、照明デザイナーとの綿密な打ち合わせが前提となります。

使い方・例文

ミュージカルの回想シーンで、ブラインドスクリムの後方照明を徐々に上げることで、幕越しに過去の情景が霧の中から浮かび上がるような幻想的な演出が実現しました。

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