フランシスコ・フランコとは?
ふらんしすこふらんこ
フランシスコ・フランコとは、スペイン内戦を経て権力を握り、約40年にわたってスペインを独裁支配した軍人・政治家です。
フランシスコ・フランコ(1892〜1975年)は、スペインの軍人・独裁者であり、1936年から1975年の死去まで「総統(カウディーリョ)」として国家を支配しました。その体制はフランキスモと呼ばれ、20世紀ヨーロッパを代表する権威主義体制の一つとして研究されています。
フランコは1936年に勃発したスペイン内戦において、民主主義的な共和国政府に対して反乱軍(国民派)を率い、ナチス・ドイツやファシスト・イタリアの支援を受けながら内戦を制しました。1939年に内戦が終結すると、唯一の合法政党であるファランヘ党を中心とした独裁体制を確立しました。
フランコ体制の特徴は次の通りです。
- 政治的反対勢力への徹底的な弾圧
- カトリック教会との密接な協力関係
- 地域語(カタルーニャ語・バスク語など)の使用禁止
- 第二次世界大戦では表向き中立を維持し体制を存続
- 晩年は経済自由化を進め、観光立国への転換を図った
フランコは死去する直前、後継としてブルボン王家のフアン・カルロス1世を指名しました。フランコ死後のスペインは「移行期(トランシシオン)」と呼ばれる民主化プロセスを経て、現在の立憲君主制へと移行しました。フランコに対する歴史的評価は今もスペイン社会で議論の的となっています。
使い方・例文
「フランコ独裁下のスペインではカタルーニャ語の公的使用が禁じられていた」というように、20世紀の権威主義体制や地域民族問題を論じる際に用いられます。
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