フェーリング反応とは?
ふぇーりんぐはんのう
フェーリング反応とは、アルデヒドを検出・確認するために用いる古典的な化学実験法です。
フェーリング反応は、アルデヒド基(-CHO)を持つ化合物を検出するための酸化還元反応です。19世紀にドイツの化学者ヘルマン・フォン・フェーリングが考案しました。
試薬と仕組み:フェーリング液は、硫酸銅(II)水溶液(フェーリング液A)と酒石酸ナトリウムカリウムを含む水酸化ナトリウム水溶液(フェーリング液B)を等量混合して調製します。混合すると深青色の溶液になります。この液にアルデヒドを含む試料を加えて加熱すると、銅(II)イオンが還元されて赤褐色の酸化銅(I)の沈殿が生じます。この色変化が陽性の証拠です。
対象となる化合物:グルコースやフルクトースなどの還元糖、ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドなどのアルデヒド類がフェーリング反応で陽性を示します。一方、ケトンは通常反応しません(フルクトースは例外として陽性)。
用途と意義:糖の検出や鑑別、工業的な品質検査などに利用されてきました。現在では試験管でのアルデヒド検出の代名詞的な実験として化学教育の場でも広く扱われています。
使い方・例文
理科の授業でグルコース水溶液にフェーリング液を加えて加熱すると赤褐色の沈殿が生じる実験が典型例です。食品中の還元糖を簡易的に確認する場面でも登場します。
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