フェッテとは?
ふぇって
フェッテとは、バレエにおいて軸足でターンしながら動作脚を素早く開閉して回転の勢いを生み出す技法で、連続回転が見どころです。
フェッテ(Fouetté)は、バレエにおける回転技法のひとつで、フランス語で「鞭打つ」を意味します。軸足のつま先(ポワント)またはルルヴェ(かかとを上げた状態)で立ちながら、動作脚を横に開いて(ア・ラ・スゴンド)から膝前に引き寄せる(ルティレ)という動きを繰り返すことで、遠心力を利用して連続回転を持続させます。
技術的なポイントとして、動作脚の「ウィップ」(鞭のような動き)が回転エネルギーを補充する役割を担います。また、目線を一点に固定し続けながら頭を素早く回す「スポッティング」が、バランスを保ちながら連続して回るために不可欠です。腕(ポールドブラ)の使い方も回転の勢いを調節する重要な要素です。
最も有名なのは「グラン・フェッテ・アン・トゥルナン」の連続32回転で、チャイコフスキーの「白鳥の湖」第3幕で黒鳥オディールが踊る場面として世界的に知られています。この32回転はバレエの技術的な見せ場を代表するものとして長く親しまれています。
フェッテは女性ダンサーが主に踊る技法で、回転の滑らかさ、軸の安定性、動作脚の高さと開きの大きさが評価の対象になります。上級レベルのバレエ技法として位置づけられており、習得には長期間にわたる訓練が必要です。
使い方・例文
「白鳥の湖」の黒鳥オディールが踊る連続32回転のフェッテは、バレエ公演の最大の見せ場のひとつで、観客がその回転数を数えながら見守る場面としても知られています。
この用語をシェア
最終更新: