ビール大麦とは?
びーるおおむぎ
ビール大麦とは、ビールの主原料として栽培される二条大麦の一種で、醸造適性が高い穀物です。
ビール大麦とは、ビールの製造に用いることを目的として品種改良・栽培された大麦のことです。一般的な食用大麦(六条大麦)と異なり、二条大麦が主に使われます。二条大麦は穂の左右に1粒ずつ、計2列に実るのが特徴で、粒が大きくデンプン含有量が高い点がビール醸造に向いています。
ビールの製造工程では、まず大麦を水に浸けて発芽させた麦芽(モルト)をつくります。発芽によってデンプンを糖に変える酵素が生成され、この糖分が酵母による発酵の原料となります。ビール大麦には、高いデンプン含有量・低いタンパク質含有量・良好な発芽力という3つの醸造適性が求められます。タンパク質が多すぎるとビールが濁ったり、泡立ちが悪くなったりするためです。
日本では北海道や栃木県などが主産地で、「きたのほし」「はるな二条」などの品種が代表的です。世界的にはドイツ・チェコ・オーストラリアなどが主要な生産地として知られ、各国の地域特性や気候に合わせた品種が栽培されています。
ビール大麦は食用としても利用できますが、醸造用途に最適化されているため、一般的な食用大麦とは栽培管理や流通経路が異なります。クラフトビールの普及とともに産地や品種へのこだわりが高まり、国産ビール大麦を前面に打ち出した製品も増えています。
使い方・例文
「このクラフトビールは地元産のビール大麦を100%使用し、豊かな麦の風味が楽しめます」のように、ビールの原材料の品質を示す文脈で登場します。
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