ビクーニャとは?
びくーにゃ
ビクーニャとは、南米アンデス高地に生息するラクダ科の野生動物で、世界最高品質の動物繊維を産することで知られます。
ビクーニャ(学名:Vicugna vicugna)は、偶蹄目ラクダ科に属する野生動物で、ペルー・ボリビア・チリ・アルゼンチン北部の標高3500〜5500メートルに及ぶアンデスの高山草原(プーナ)に生息します。アルパカとリャマの野生種に近縁な種です。
ビクーニャ最大の特徴はその毛の品質です。繊維の細さは直径12〜13マイクロメートルと天然繊維の中で最も細い部類に属し、その柔らかさと保温性から「神の繊維」とも呼ばれます。インカ帝国では毛の刈り取りは王族だけに許された儀式的行為でした。
かつては密猟により個体数が激減しましたが、国際的な保護活動や現地コミュニティによる「チャク」(伝統的な追い込み捕獲と解放の儀式)により個体数が回復しています。現在は数十万頭が生息するとされ、IUCNレッドリストでは「低懸念(LC)」に分類されています。
ビクーニャの毛を使用した製品は、国際条約(CITES)の規定に基づく認証が必要で、正規品には証明書が付きます。高級ブランドのコートやストールに使われ、1着数十万円以上になることも珍しくありません。
使い方・例文
ハイエンドファッションブランドの素材説明や、アンデスの動物を扱うドキュメンタリーでビクーニャは登場します。「ビクーニャのコート」は最高級繊維の代名詞として使われることがあります。
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