バンディクート科とは?
ばんでぃくーとか
バンディクート科とは、オーストラリアやニューギニアに生息する有袋類の一グループで、とがった鼻と中程度の体格が特徴です。
バンディクート科(Peramelidae)は、有袋類の目であるバンディクート目(Peramelemorphia)に属する科です。オーストラリア・ニューギニア・周辺の島々に固有の哺乳類で、英語では「バンディクート(bandicoot)」と呼ばれます。
体長は20〜50センチメートル程度で、長くとがった吻、強い後肢、短い前肢を持ちます。地面を掘ることに適した構造をしており、昆虫・球根・種子・小型脊椎動物など雑食性の食生活を送ります。有袋類でありながら、胎盤(絨毛膜尿膜胎盤)を持つという珍しい特性があり、哺乳類の進化を考えるうえで興味深い存在です。
バンディクート科の主な特徴は以下の通りです。
- 育児嚢(ポーチ)の開口部が後方を向いており、掘り作業で土が入りにくい構造
- 非常に短い妊娠期間(12〜15日程度)を持つ
- 夜行性の種が多く、昼間は巣穴や草むらで休息する
- 多くの種が農地開発や外来種(キツネ・ネコ)の影響で個体数が減少
バンディクート科はオーストラリアの生態系において重要な役割を果たしており、土壌を撹拌して種子散布を助ける「生態系エンジニア」としての機能も注目されています。いくつかの種は絶滅危惧種に指定されており、保全活動が進められています。
使い方・例文
オーストラリアの自然ドキュメンタリーや動物園の有袋類展示で紹介されることが多く、カンガルーやコアラほど知名度はないものの、独自の進化を遂げた希少な哺乳類として注目されています。
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