バラムツとは?
ばらむつ
バラムツは深海に生息する大型魚で、脂質の一種「ワックスエステル」を大量に含むため、日本では食用が禁止されています。
バラムツ(Ruvettus pretiosus)はサバ科に近い仲間のバラムツ科に分類される大型深海魚です。体長は1メートルを超えることもあり、世界中の熱帯・亜熱帯の深海に広く分布しています。外見はアブラソコムツに似た細長い体型で、表面に独特の骨質突起があります。
バラムツの問題となる特徴は、その体内にワックスエステルと呼ばれる脂質を大量に含む点です。ワックスエステルは人間の消化酵素では分解できないため、体外にそのまま排出されます。これにより食後に下痢や肛門からの油の漏出(油漏れ)という特有の症状が引き起こされます。
この性質から、日本では1970年に食品衛生法により販売・提供が禁止されています。イタリアや一部の国でも同様に規制されています。一方、消化能力の異なるアシカなどの海洋哺乳類にとっては高カロリーな食料源となっています。
アブラソコムツと混同されることがあり、両者ともに「白身マグロ」「スーパーホワイトツナ」などと偽って流通した事例が各国で問題になっています。食べる際は魚の種類を正確に確認することが重要です。
使い方・例文
海外旅行先のレストランや回転寿司で「白身マグロ」と表記された魚がバラムツだったという食品表示の問題が過去に話題になりました。
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