バブ・エル・マンデブ海峡とは?
ばぶえるまんでぶかいきょう
バブ・エル・マンデブ海峡とは、アラビア半島とアフリカ大陸の間に位置し、紅海とアデン湾を結ぶ戦略的に重要な海峡です。
バブ・エル・マンデブ海峡(Bab-el-Mandeb Strait)は、アラビア半島南西端のイエメンとアフリカ東北端のジブチ・エリトリアの間に位置する海峡です。アラビア語で「涙の門」を意味するこの名は、海峡の難所としての歴史的な危険性に由来するとも言われています。
この海峡は地政学・経済的に極めて重要な位置にあります。紅海とアデン湾(インド洋)を結ぶ唯一の水路であり、スエズ運河経由のアジア−ヨーロッパ間の海上輸送ルートの咽喉部にあたります。世界の海上貿易量の大きな割合を占める石油タンカーやコンテナ船がこの海峡を通過します。
海峡の概要は以下のとおりです。
- 幅:最も狭い部分で約29キロメートル
- 主要な通航水道:ペリム島によって東西に分かれる
- 隣接国:イエメン(東側)・ジブチおよびエリトリア(西側)
地政学的な重要性から、この海峡周辺では歴史的に紛争や海賊行為が絶えず、国際的な安全保障の焦点となってきました。イエメン内戦や周辺地域の不安定化は、この海峡の安全な通航に影響を与え、世界経済にも波及効果をもたらします。スエズ運河とともに、ユーラシア大陸をめぐる海上交通の要衝として位置づけられています。
使い方・例文
中東産の原油を積んだタンカーがバブ・エル・マンデブ海峡を通過してスエズ運河へ向かうルートは、ヨーロッパへのエネルギー輸送の大動脈となっています。
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